毛細血管中の通過率が重要な血流 |
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健康の基本が血液サラサラにあることはTVや雑誌で頻繁に取り上げられ、最近ではすっかり常識となりました。病気の9割が血液検査により判断できると言われるほど、血液には身体の情報が詰まっています。 |
赤血球変形能の高さが、
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赤血球の寿命はほぼ120日。人間と同じように若いときは弾力に富み、赤血球変形能も充分にありますが、寿命が近づくと弾力性ががなくなり、変形能も低下します。こうなると細い血管の中を通ることができません。その他、血液中に中性脂肪やコレステロールが多い高脂血症の状態や糖尿病のような高血糖の状態、血中に活性酸素が増えた状態の場合でも赤血球が硬化し、変形能が失われます。機能が落ちてしまった赤血球は通常、身体の免疫組織によって処理されるので問題ありませんが、免疫系のバランスが崩れると、変形能を失った赤血球がいつまでも血液中に残ることになってしまいます。この状態が血管の中を詰まらせてしまうこととなります。赤血球を軟式テニスボールにたとえてみましょう。新品のボールは、柔らかく弾力に富み、つぶしても引っ張っても丈夫で、いろいろな形に変形できます。しかし、古くなったり、風雨や紫外線によって傷んだボールはゴムが硬化して、無理に変形させるとパンクしてしまいます。まさにこれが赤血球変形能を失った状態です。 |
ドロドロ血液が引き起こす恐ろしい病気 |
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ある大学付属病院の研究室で血液検査をしたところ、健康な人も含めて、約半数の人がドロドロ血液だと分かりました。ドロドロ血液は中高年に多いと考えられやすいですが、 |
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